糖尿病の話

第1号(準備号):近藤内科クリニック糖尿病外来の紹介

 「糖尿病の話」と題して、糖尿病の診療に関するトピックス、日常生活でのアドバイスなどを今後発行していくことにしました。読みやすくバラエティに富んだ内容にしようと思っていますのでご期待下さい。
 初回の今回は、準備号としてまず当院での糖尿病診療のあらましをお伝えいたします。


1)当院では、日本糖尿病学会認定専門医による、糖尿病の専門外来を設けています。
 糖尿病は、実はその中にいくつかのタイプが存在しそれら各々で治療法が異なる病気です。まずどのタイプなのかを見極める必要がありますが、そのためには専門的知識をふまえた病歴やデータの分析検討が必要になります。
 また糖尿病は初期から末期まで、経過が長い病気です。経過中は血管、心、脳、腎、神経、眼など様々な臓器に障害が出現し、症状も実に多彩です。従って、症状や進行度に合わせた適切な診断と治療が必要ですが、これも経験と知識に富んだ専門医にしか無理といえます。当院では日本糖尿病学会認定専門医が、栄養指導から、インスリン治療まですべてカバーいたします。


2) 糖尿病は日常生活の自己管理がとても大切な病気です。
 そのため、適切な検査や投薬加療とともに、日常の食事、運動のアドバイスも非常に重要となります。当院では、医師、管理栄養士による生活指導に力を入れています。まず第一歩は診察室での医師の説明ですが、さらに踏み込んだ説明を要する患者さん、また希望される患者さんは、当院内で管理栄養士との個別の面談が可能です。さらに医師、栄養士による「糖尿病教室」も行っています。


3) 上記のように複雑な経過と病像を示し、生活指導も随時必要な糖尿病の診療は、時間を要する場合が多いと言えます。
 当院ではこのことをふまえ、診療時間に余裕を持たせるため、原則予約制としています。この結果、30分の枠で1〜2名という、大病院では望み得ない余裕のある診察体制となっています。(ただし初診の患者さんの場合は随時拝見します。予約無しでも来院されても初回の予備診療を行い、次回以降を予約といたします。)


4)当院で可能な糖尿病関連の検査、持続血糖モニタ(CGM)について
 一般の糖尿病関連の血液尿検査に加えて、75g糖負荷試験、各種迅速検査(血糖値迅速測定、HbA1c迅速測定、尿糖尿ケトン体の迅速測定)などが可能です。
 また糖尿病の病状把握や、適切な治療を決めるのに有用な「持続血糖モニターシステム(CGM)」による詳細な検討も当院では導入しています。これにより、より丁寧な治療が可能となるとともに、低血糖などの糖尿病薬の副作用の恐れも減らす事ができます。CGMについては、事前の検査の説明、器具の受け渡しが必要になります。まず電話でお問い合わせ下さい(03−3411−1310)。


5)当院での合併症の診療検査、および併診体制について
 糖尿病では心臓血管、腎臓、神経、眼の合併症が多く見られます。このうち、頻繁に見られ臨床的重要度も高いのは心血管系の合併症です。高血圧、動脈硬化性血管病変、虚血性心疾患などについては、併設する循環器専門外来での診療を行っています。また頸動脈硬化度測定、心臓超音波、運動負荷心電図、腎硬化症の超音波診断など糖尿病に付随して必要度の高い他科検査が院内で可能です。眼病変については、必要に応じ連携眼科への依頼検査を行っています。  
(ご相談は、03−3411−1310、近藤内科クリニックまで)

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